起業家を育て、鍛える人々 ― インキュベーター
起業について調べていると、インキュベートという単語を見かける
ことがよくあるでしょう。インキューベート(=incubate)とは
元々は「卵を抱く、孵化させる」と言った意味の英語になります。
そこから転じて現在は、起業家(の卵)を育てる、という意味を持ち
起業支援に関する事柄を示します。
・インキュベーション…起業を支援すること
・インキュベーション施設…起業家を支援する場所、起業を考えている人、
起業間もない人が支援を受けながら入居する施設
そして、今回ご紹介する「インキュベーター」とは、起業を支援する
事業者や人そのものを意味します。
支援する対象は、特に起業前後の初期段階にある会社や人、となっており
支援内容はオフィスの提供から経営指導、資金調達の橋渡し、人脈作りの
サポートなど多岐に渡っています。
特に現在は、自治体で用意している施設において、インキュベーターが
一定期間を設けて手取り足取り伴走しながら、起業前後の成長支援を行う
取り組みが盛んになっています。
つまり起業家を育て、鍛える人々には、「長期観点で新しい可能性の芽を
育てる特殊な能力」が備わっている必要があるため、起業家が信頼できる証
として「インキュベーションマネージャー(IM)」という資格制度も存在
しています。(参考サイト:日本ビジネス・インキュベーション協会)
起業した(起業を考えている)が、最初は右も左も分からず一人で不安を
抱えている方も多いと思います。そのような方ははぜひインキュベーターの
いる施設へオフィスを構える、相談する、ということも選択肢に入れると
良いでしょう。