知恵の場オフィスの体験談

入居者の方から、
嬉しい言葉をもらいました。

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小番一弘
シニアライフサポート協会 代表理事

小番一弘さん

「絆経営」、つながりを大切に、お互いを紹介し合うコミュニティをつくっていきたい

現在のお仕事内容を教えてください。
札幌を拠点に、「一般社団法人シニアライフサポート協会」と「NPO法人札幌高齢者住まいのサポートセンター」を運営しています。シニアのお困り事の相談業務が主な仕事です。私どもは、お困り事を無料でお伺いして、専門家へと紹介させていただいています。また、「シニアライフカウンセラー養成講座」を全国各地で開催しています。より豊かな社会づくりのお役に立てればと思って事業を展開しています。
私は「絆経営」と呼んでいるのですが、私どもは、商品を販売していませんし、サービスも提供していません。ただ、相談を受けているだけです。お客様に安心・安全を提供して、「この人にだったら相談して大丈夫だ」と思ってもらえるからこそ、事業として成り立っているのかなと感じています。だからこそ、お客様に感動を与えられるサービス事業者と連携していきたいと思っていますし、お客様を「自分の親だ」と思ってやるくらいの心持ち・最期までお客様を守ることが大事だと思っています。高齢者やその家族を守ることが私たちの仕事です。ビジネスに責任を持って、相手の懐に一歩を踏み込むからこそ、その気持ちが相手にも伝わって信頼や絆が得られると感じています。
現在のお仕事のきっかけは何でしたか?
今61歳なのですが(2021年2月現在)、49歳の時に「介護離職」をしました。当時は、「介護離職」という言葉すらない中で、母が認知症になり、父が参ってしまったのを受けて、東京での仕事を辞めて札幌に戻りました。当時はただただ戸惑いましたね。介護福祉の業界とは無関係に生きてきましたし、知識もありませんでした。帰るかどうか迷っている頃に、東京の本屋さんで、「認知症」や「介護」についてのコーナーに立ち寄っても、読む気が起こりませんでした。「母が認知症になった」という事実を受け入れ難かったんですよね。
札幌に帰ったら、母は5分毎に同じことを言うし、本当に参ったなという状態でした。ハローワークの講座で「ヘルパー2級」を取得しましたが、まったく教科書通りにはいきませんでした。また、当時は、今ほど介護職員が不足していたわけではなかったので、働きたいと言っても採用してくれるところがなかったんです。しかも、母だけでなく、叔母(母のお姉さん・現在95歳で健在)と合わせて、2人の介護をしなければならず、普通に働くことができない状況でした。それで、近所にあった高齢者住宅(認知症の方々が10名入居)で、週2日、当直の仕事をやることになったんです。夜9時~朝8時までの仕事でしたが、朝ご飯は作れないわ、仮眠は取れないわ、社会から隔絶されているわ、孤独を感じ、本当につらかったです。
1年間、当直の仕事をやったことで、中の様子や運営について、いろいろと見えてきたんです。それで、別の高齢者住宅で管理人を募集していたので、母と叔母も入居させてサポートしながら、高齢者住宅の経営の疑似体験をすることができました。経営者の想い、ヘルパーさんの大変さ、入居されているご本人の想い、ご家族の想い。4者がそれぞれに違う気持ちを持っているんですよね。「四方良しになるマッチングができないか」と思ったのがNPO法人立ち上げにつながりました。
60歳以上だと、普通の不動産屋さんでは物件が借りられないんです。大家さんが貸したがらないんですよね。まれに「貸してもいい」という不動産屋さんがあっても、普通の不動産屋さんでは対応しきれません。その結果、情報がない状態になっていました。また、高齢者住宅に入居を迷っている方に対しても、行政はリストを手渡すだけ。どこがいいのか、まったくわからない状態でした。入居される方に代わって、お住まいを探すビジネスをスタートさせたのがきっかけとなりました。
知恵の場オフィスへの入居の決め手は何でしたか?
ちょうど2年前、志師塾の講座の受講を終えて、「継続実践会」(志師塾卒業生の会費制勉強会)に入ろうと思っていたんです。当時は今よりもパック料金が安かったので、新宿での待ち合わせでも使えるし、お得感があり、値段が一番の決め手となって入居を決意しました。
知恵の場オフィスはどのように活用されていますか?
コロナ前は、東京に出てきたときにお客様との商談でも使っていましたし、事務作業をしに行くこともありました。別館の集中スペースで静かに作業できるのがよかったですね。講座受講前の2~3時間、集中して作業をしたり、講座終了後に使ったりしていました。
入居してよかったことは何ですか?
知恵の場オフィスの最大の魅力は、同じ学びをしている人たちがいて、そうした人たちと共通言語でコミュニケーションができることだと思っています。「志師塾」での同じ学びをした人と何度も顔を合わせることができるので、気軽に情報交換したり、話したりできることが最大の魅力ですね。お互いが成果報告をし合って、成長し合っていることを認め合うことができ、お互いに想いを伝え合うことで、「もっとがんばろう」と刺激し合える。そんな仲間とのつながりが、何よりの宝物です。
今後の展望についてはどのようにお考えですか?
「志師塾」や「知恵の場」の仲間に、「何に関心がありますか?」と聴くと、9割以上の確率で「集客」という答えが返ってきます。集客できなきゃ次の展開がありませんから当然ですよね。でも、「集客」するためにも、「コンテンツの中身」が大事だと感じています。価値提供をするから対価が得られるわけですよね。モノを売るかサービスを提供するかです。お客様の期待を超える価値提供を通じて、「感動・感謝・絆」でつながるコミュニティができたらいいなと思っています。居心地がいいからいたいし、相互に紹介し合う場です。紹介の集客だとコストがかからなくていいですよね。
世間はWEB集客に注力しています。でも、「感動を与える・共感を得られる」ところに重点を置いて、コンテンツを作れれば、本当に集客に追われなくて済むんです。一番理想の循環になっていきます。そういう意味で、コンテンツ作りについて、もう少し深い学びをしたいと思っています。
私は、「やりたいこと」「できること」「お金になること」と、4つ目の円「応援してもらえること」を常に考えるようにしています。「応援してもらえること」=「紹介してもらえること」です。4つの輪が重なるところをやれた方が絶対にいいですよね。でも実際には、「やりたいこと」と「できること」に固執している人が相当数いると感じています。その結果、みんな、お金にしたいのに、できていない人が非常に多いです。お金にするためにも、「尖がったポジション」にならないと難しいですよね。その結果、満足のいく結果になっていない人が相当います。そのことに気づかずに「集客」に注力していると、集客疲れをしてしまうんですよね。「キラー・コンテンツ」をもっと作ったほうがいいと思うんです。どんな商品もいずれ陳腐化していくのは世の常です。常に商品を磨き続けることを意識して、古き良き日本人の商売人の心意気、損得抜きにまずやって、お金は後からついてくる。そんなスタンスも大切に、今後も事業を進めていけたらと思っています。